ジャグラーシリーズ

クラセレは本当に「勝てる」台か? ロスを最小限に抑える打ち方

2018年の今となっては撤去されていることも多いクランキーセレブレーション。

完全攻略時の設定1の機械割は101%。アクロスのノーマル機の中では頭一つ抜けた数字で、甘い台です。

ディスクアップの設定1の機械割は103%。これと比べると101%なんてカスじゃないかと思う人もいるかもしれませんが、ディスクアップの技術介入はとにかくハードルが高い。ワンチャンスのビタ押しを完璧に成功させることが最低限の条件となっており、これを数千ゲームノーミスで回せる人はそうはいません。

そう考えると、クランキーセレブレーションでビタ押しが要求されるのはビッグ中、それもビッグ終了時までに2回だけ成功させれば良いため、目押しの難易度は高くありません。通常時の子役取得手順も単純明快。緊張感なくサクサク回せます。

ボーナスが軽いスペックで安定感も抜群。暇つぶしには最適のマシンでしょう。

しかしそこまで美味しい話があるのか、そんな甘い台をホールに置けるのかと疑ってしまうのも人の性。そこで「クラセレは本当に勝てるのか」、公表データから検証してみます。

クラセレの機械割を検証してみる

まずはクランキーセレブレーションが謳う「機械割100%超え(101.1%)」が果たして本当なのかどうか、

わかりやすく、8000ゲーム回したことを考えてみましょう。下表は設定1のクランキーセレブレーションを8000回転回したときの各小役・ボーナスの成立回数です。
出現率8000Gの出現回数ペイアウト
リプレイ1/7.301095.89回3枚
ベルA1/16.87474.2回10枚
ベルB1/125.3163.84回10枚
スイカ1/59.96133.42回15枚
チェリー1/20.48390.62回4枚
青71/668.8411.96回250枚
赤71/668.8411.96回250枚
コンドル揃い1/478.3416.72回250枚
REG1/431.218.55回103枚

このペイアウト枚数を合計すると24302.5枚となります。8000回転回すために必要な投入枚数は3×8000=24000枚。8000ゲームで+302.5枚となり、機械割は101.26%です。

1枚役を省いた数字なので、1枚役を取れればその分機械割も上がります。

確かに理論上の機械割は101%が超えることに間違いはないようです。

メーカー発表の数値が嘘じゃないかと疑い出したらキリがないですが……

理論値からのマイナス要素

当然、どれだけ技術介入をしても理論値通りに打てるわけではありません。+302.5枚という理想値からどれだけ枚数が減ってしまうかを考えます。

・ボーナス入賞までのゲーム数

最速判別手順を使ったとして、ボーナス成立から入賞までに1ゲーム(青7は2ゲーム)掛かります。合計するとマイナス71.15枚。ボーナス判別時の目押しをミスするとその分機械割が下がります。1回のミスあたり1枚か2枚のロスになります。

もちろん、生入りさせることができればこの部分のロスは抑えることができます。

鳥狙いだとこういったレグ生入りの停止系が発生しやすいですね。

・成立を見抜くまでのゲーム数

ボーナス成立の次ゲームで常に7が揃えられるわけではありません。

たとえば、この台はベル+ボーナスの重複役と普通のベルを見抜くことができません。ベル+ボーナス(見かけ上は普通のベル)成立→3枚掛けでリーチ目出現→1枚掛けで判別というステップを踏まなければならないため、1ゲームのロスが必ず発生します。

また、リーチ目に気が付かずに3枚掛けをしてしまうこともあります。実際のホールでクラセレの割が下がっている要因の半分はこれでしょう。

こんな出目が単独成立時に停止したりします(アプリ)。

ボーナス成立から察知まで平均1ゲーム要するとすると、マイナス177.57枚の損失が発生します。ボーナス入賞に要する枚数とトータルするとマイナス248.7枚。リーチ目の知識が完璧な人ならこれをマイナス150枚~170枚くらいまでには抑えられると思いますが、どれくらい知識を付けても出目からボーナスを判別できない場合はあるので限界があります。

ただ、3枚掛けの時にはベル・スイカなどの抽選もしているので、すべてがすべてマイナスになるわけでもありません。基本的には有名なリーチ目をフォローするだけで大丈夫でしょう。

・スイカの取りこぼしやボーナス中のミス

アクロス台でスイカを完璧に取得するのは、もはやマナーといえるくらいの最低限の作法ですが、疲れているとついついスイカをこぼすことがあります。

スイカの取りこぼしは15枚分。リーチ目見逃し5発分と考えると失敗の代償は大きいです。

ボーナス中のビタ押しに関しても、左リール左上にうっかりコンドルを止めてしまった場合はコインロスが発生します。

中段のビタ押しに気合を入れすぎるとたまに失敗するポイント。

ボーナスあたり平均1ゲームリーチ目を見逃しても、子役取得・ボーナス判別を完璧に行えていればプラス域にとどまる

スイカの取りこぼしは最大のコインロス要因

なんだかんだで甘い。多少ミスっても機械割100%は割らない

クラセレで勝つための優先順位

最優先:スイカ・チェリーを完璧に取得する

これだけでクラセレの機械割を100%超えさせるためにはかなり楽になります。リーチ目をそこそこ見逃していても機械割は100%を超えるわけですからね。

左コンドル右フリー、テンパイ時にスイカを狙うだけ。気を抜かなければ難しくないでしょう。

優先:リーチ目察知、最速判別

リーチ目をいかに早く察知できるかが勝負です。怪しいと思ったら1枚掛けしてボーナスを狙うのを忘れずに。1枚掛けしてボーナスが入っていなかったら恥ずかしいというのが人間の心理ですが、リーチ目を見逃す方が長期的な損失は大きいです。

そしてボーナス察知後はミスなく最速判別を実践する。ここの中リールでのコンドルビタ押しはボーナス中の数倍重要です。

優先度低:1枚役取得、演出モードアップ

1枚役は取れればデカいですが、手間に利益が見合いません。しっかりスイカをフォローすることに労力を費やすべきです。

また、ビッグ中に2回ビタ押しに正解するとチェリー・スイカのどちらかか両方を全ナビしてくれるモードに移行できるのですが、ちゃんと子役取得手順を実践していれば演出モードが低くても損することはありません。

 

とにかく甘い台には間違いありません。

MAX101%なのでお金稼ぎには物足りない額ですが、ちょっと突いて楽しむにはディスクアップやRT付きAタイプ機よりは甘く楽しく遊べるのでオススメです!

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