バジリスク絆のフリーズ。
液晶がホワイトアウトする至福の瞬間です。しかしどれくらい枚数が出るかはヒキに依存する要素が大きく、出玉の安定感はありません。低い時で数百枚、高い時では五千枚以上。ここまで振れ幅が大きいプレミアフラグもなかなか珍しいのではないでしょうか。
このフリーズが駆け抜けて終わってしまう確率はいったいどれくらいかを検証してみます。
ちなみにバジリスク絆のフリーズの平均枚数はこちらの記事で計算しているので良かったら読んでみてください。
最低保証の条件
フリーズが最低保証で終わるのは、PBC+祝言スルー+争忍スルー、2連終了という展開です。
これを細かく分析すると、以下の条件を満たしたとき。
① PBCでの祝言ストックが1つであること
② PBC中に上乗せをしないこと
③ 追想・争忍でBCを引かないこと
④ 継続率抽選(66%・80%)に一発で漏れること
これらの確率をひとつずつ計算してみます。
PBC中の上乗せ確率
PBCに当選時に祝言ストックがもらえます。この数の振り分けは、75%で祝言1セット、25%で祝言2セット。
また、祝言中は同色と同じ抽選が行われており、上乗せ確率は下表の通り。
出現率 | 上乗せ確率 | |
---|---|---|
通常リプレイ | 1/2.61 | 3.13% |
共通ベル | 1/79.92 | 3.13% |
弱チェリー | 1/44.37 | 6.25% |
強チェリー | 1/159.84 | 66.67% |
チャンスリプレイ | 1/66.81 | 75% |
チャンス目 | 1/200.42 | 33.33% |
合算すると、PBC中の上乗せ確率は1/32.4。
PBCの平均滞在ゲーム数は36ゲームなので、この間に上乗せをしない確率は32.35%です。ストックしないのはかなりの引き弱のようです。
祝言スルー確率(初回)
細かい計算は下記の記事で行っています。
祝言がスルーする確率はおよそ26.7%。巻物当選率よりも高いのが恐ろしいですね。
追想の刻での抽選(初回・2セット目)
祝言モードだけでなく追想中もしっかりとBC抽選が行われています。10ゲームという短い区間ですが、ここもしっかりとスルーする必要があります。
1セット目(祝言突入前)と2セット目(祝言スルー後)の2回について計算します。
最低保証で駆け抜けるためには、まず追想の刻でのゲーム数で10ゲームが選択されていなければなりません。追想の刻でのゲーム数振り分けは以下の通り。
G数 | 振り分け |
---|---|
10G | 93.29% |
20G | 3.66% |
30G | 1.83% |
50G | 0.92% |
100G | 0.31% |
したがって、10Gの振り分けである93.29%を2回連続引く必要があります。
また、追想中のBC確率は非高確の争忍の刻でのBC確率と等しく1/180.4。これを10G引かない確率(追想中にBCを引かない確率)は94.6%。これも2回引く必要があります。
AT中のBC確率が気になる人は下の記事を読んでみてください。
争忍の刻スルー確率(2セット目)
2セット目の争忍の刻で絆高確が光る確率は、いろいろ計算すると下表のようになります。
無点灯 | 1個点灯 | 2個点灯 | 3個点灯 | 絆点灯 | |
---|---|---|---|---|---|
選択率 | 48.59% | 46.7% | 3.7% | 0.7% | 0.26% |
BC期待度 | 14.7% | 38.5% | 60.3% | 72.8% | 72.4% |
スルーする確率をトータルすると、71.92%です。
トータル駆け抜け確率
① PBCでの祝言ストックが1つ:75%
② PBC中に上乗せをしない:32.35%③ 追想の刻のゲーム数が10G:93.29%×2
④ 追想の刻中にBCを引かない:94.6%×2
⑤ 祝言モード中にBCを引かない:26.7%
⑥ 2セット目の争忍中にBCを引かない:71.92%ここまで合算すると3.6%
⑦ 継続率抽選(66%・80%)に一発で漏れる確率:33% or 20%トータル駆け抜け確率:0.96%(フリーズ104回に1回)
ちなみにこの場合、平均すると300枚前後の獲得枚数になります。
フリーズ104回に1回ということは、約500万分の1で発生する悲劇。遭遇したら茫然自失としてしまいそうですが、中途半端に500~600枚で終わるよりは話のネタになる分マシかもしれません…
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