2018年末から2019年にかけて、サラリーマン番長を増台する店が増えています。
どうして今さら?と疑問に思った人は多いでしょう。
サラリーマン番長が本当に面白い台なら、もっと早くからメイン機種として扱われていてもおかしくないはず。しかし実際は、絆やまどマギ・ゴッド系と並ぶほどの人気が出ずに、
それが設置から4年以上もたった今、どうして再導入の流れになっているのでしょうか?
サラリーマン番長が増台されている2つの理由
旧基準機の代替として
サラ番が注目されている一番の理由は「設置期限」です。
サラリーマン番長は2020年の8月まで稼働が可能です。
2019年は、転生・まどマギ・化物語・モンハン月下などの人気旧基準機が次々とホールから消す年です。これらの台はいずれも尖った爆裂性を魅力としている台であり、このゲーム性は5.5号機・6号機では再現不可能です。
店が恐れるのは、旧基準機を愛好している層がこれらの台の撤去とともにお店から離れてしまうこと。店としては、「旧基準機が減ってしまっている」ことを客に実感させたくないわけです。
その手法として、設置期限の短い旧基準機を5.5号機や6号機ではなく、長く設置できるサラ番に置き換えていくようになってきているのです。
番長シリーズの台という強み
「番長コーナー」のようなサラ番・番長3・鏡を固めたシマを用意している店は多くあります。
設定判別難易度の低い番長3と鏡はイベント御用達の機種ですから、イベント時の活気は鉄火場ともいえるほど。抽選で悪い番号を引いて番長3・鏡からあぶれた人がサラ番を打ってくれることを期待している店が多そうです。
設定狙いはできるのか?
結論から言うと、設定狙いは非常に厳しいといえるでしょう。
設定を使う動機がない
増台されている理由は、前で書いた通り、旧基準機の中では長く設置できること、鏡・番長3稼働の余波での稼働が見込めることにあります。
サラ番それ自体の台の魅力が理由ではないんです。
はっきりいえば、店の看板である番長3・鏡で出玉を見せるために、下の割の辛いサラ番でしっかり回収したいというのが店の本音でしょう。2020年以降を見据えるなら、より長期的に稼働できる番長3や鏡を大切に扱った方が店にとってのメリットも大きいですからね。
そしてサラ番は荒波台ですから、設定を使わなくても稼働さえあればドル箱が積み上がります。
番長3・鏡にそこそこ入れてサラ番は全1なんて配分でも、フル稼働していればパどの機種もまんべんなく出ているように見えるわけです。
ここまで来ると、設定を使うだけ予算の無駄遣いだとすらいえますね(笑)
高設定確定演出がほぼない
ひと昔前の旧基準5号機によくある話ですが、サラ番には高設定確定演出が非常に出にくいという特徴があります。設定6確定のBB70ゲームだけで、終日打ってても遭遇しない方が多い出現率。全6でも出るか怪しい確率です。
そして中間設定が辛い。中間多用でのごまかしが効きづらい台です。
ゆえに、設定を使っていることを客に実感させるには、店は設定6を使わざるを得ません。
しかし、終日打っても6だと気付いてもらえてないかもしれないサラ番に全6半6を投入するのは、お店として正しい
番長3を半4とかにしたり、2以上・4以上確定演出が搭載されている他機種に高設定を散りばめて使う方が、客に対するアピールとしては効果が高いですよね。
設定判別難易度が高い
仮に店がサラ番に設定を使ってくれるような優良店だったとしても、サラリーマン番長の設定を見分けるのは至難の技です。
サラ番での大きな設定差は引き戻し確率ですが、そもそも頂ラッシュへの入りづらさを考えると、試行回数を稼ぐには数千ゲームは試行が必要です。
全456とか全6なら狙ってもいいかもしれませんが、機種に1台2台程度高設定があるような環境では狙うのは無謀でしょう。
増台されたサラ番との付き合い方
サラ番は前兆ゲーム数が前日依存のため、据え置きされた場合にはそれが客に簡単に見抜かれてしまいます。
そこで、高設定を使わないホールでも据え置きが避けられる台です。当日ゲーム数で前兆が走らなかった時点で、客が打つモチベーションを大きく削いでしまいますからね。
私が昔行っていたホールでは、凱旋・絆・番長3・まどかを全据え置きしてハーデスを全リセするぼったくり営業をしていましたが(もちろんジャグ以外ほぼベタピンです)、それでもサラ番だけは全リセしていました。
よって狙い目となるのがリセット台のゾーン狙い。
リセット後は200ゲームおきのゾーンでの解除率が大きく上がるため、160ゲームくらいから打ち出しても期待値がプラス。ここを狙いにいくのがローリスクかつ高効率で期待値を稼げる方法です。
この記事が広まって、サラ番にリセットをかけてくれるホールが増えてくれればいいなと思います(笑)
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