音楽

【バジ・まどマギ・星矢・ギルクラなど】アニメタイアップのパチスロ・サントラまとめ

古くはメーカーオリジナルのブランドが大半を占めていたパチスロ機も、最近ではほとんどがアニメやゲームの版権を利用して作られるようになりました。

パチンコ店の前を通るとアニメのポップが置かれていたり大音量でアニソンが流れていたりするわけです。十数年前なら考えられなかったことではないでしょうか。

タイアップもののパチスロの大きな魅力は、秀逸な音楽をパチスロ機の良質なスピーカーから聞くことができることです。至高の音楽を聴きながら出玉を大量獲得し、勝ったお金をいかに使おうかと考えている時間は、間違いなくパチスロを打っている中で一番楽しい時間です。

この記事では、有名なアニメタイアップパチスロ機で流れる音楽は、どのサウンドトラックを買って聴くのが一番コスパがいいかをまとめてみました。

北斗の拳シリーズ

TOUGH BOY

パチスロといえば北斗の拳。もはや殿堂入りといってもいい作品ですね。

パチスロ史上最大の売り上げを誇る初代「北斗の拳」、5号機史上最大の売り上げを誇る「世紀末伝説」、斬新なゲーム性が新しいファン層を掘り起こした「転生」など。失敗した作品もありましたが、おおむね

そんな北斗シリーズですが、曲の種類も時代を重ねるごとに増えています。

初代に搭載されたのは、おなじみの曲「愛をとりもどせ」ですが、SEでは「TOUGH BOY」、やがて劇場版の主題歌「ピエロ」やオリジナル曲「STILL ALIVE」なども収録されます。とはいえ一番耳にする頻度が高いのは「愛をとりもどせ」。パチスロの枠に限らず、北斗の拳という作品を象徴する曲ですからね。

とりあえず一通り北斗の曲を聴くだけであれば、世紀末救世主伝説のサウンドトラックを購入すれば十分でしょう。「愛をとりもどせ」「TOUGH BOY」といったおなじみの曲、継続バトル中や特化ゾーン中に流れるインストゥルメンタル曲など、北斗の拳を象徴する曲はだいたい収録されています。

バジリスクシリーズ

SLOTバジリスク~甲賀忍法帖~シリーズ オリジナルサウンドトラック

一般人の知名度が低いのにスロッターはみんな知っている、そんなアニメの代表格といえるのがバジリスク。版権よりはゲーム性や演出の派手さで人気を博した台で、他のパチスロ機がこぞってバジリスク絆のシステムを模倣するなど、5号機のパチスロを語る上では欠かせない存在感を持つ台です。

シリーズに共通する「歌が流れたら継続確定」というシンプルな演出。2で初登場したズドドドドドという中毒性の高い上乗せ音。絆で初登場したミニボーナスとATがループするゲームシステム。どれもが斬新であり、面白い。特にシリーズ3作目の「絆」は、導入されてから5年以上もの間ホールの第一線で人気を集め続けているのですから、初代北斗並のムーブメントを起こした台といっても過言ではないでしょう。

しかし、バジリスクシリーズのヒットの要因はゲーム性だけではありません。「音楽の素晴らしさ」を抜きには語れないでしょう。忍者をテーマにした作品の世界観にマッチした陰陽座の和風メタル。ここぞという時に流れる「WILD EYES」の至福のイントロ。束の間の癒しの音楽である「ヒメムラサキ」。ひとつのATの中でここまで多彩な音楽が調和しているのは見事としかいえません。

初代・2・絆・3で使用されている陰陽座の曲・BGMのインストゥルメンタル曲が一気に収録されたベスト盤はコストパフォーマンスが高い一枚です。「甲賀忍法帖」から真瞳中チャンス中のBGMまでを一枚のアルバムで聴くことができます。

残念ながらこちらのアルバムには「ワイルドアイズ」「ヒメムラサキ」は収録されていません。両曲が収録されたアルバムは発売されていないため、一枚で両方聞けるシングル盤がオススメです。

魔法少女まどか☆マギカシリーズ

「魔法少女まどか☆マギカ」 Ultimate Best(期間生産限定盤)

超強力版権と秀逸なゲームシステムが噛み合ってホールの看板機種といえるまでに成長したのがまどマギです。まどマギのパチスロのヒット要因は、とにかく演出が魅力的で多彩だったこと。バトルに勝つたびに上乗せをする「ワルプルギスの夜」だったり、アニメの名シーンがそのまま流れる「エピソードボーナス」、五号機随一ともいえる破壊力を持ったロングフリーズなど、打っていて「これは経験したい!」という演出が数多く搭載されています。

前兆演出も絶妙なバランスとなっていて、最後の最後まで当たるか外れるかが読めないような演出、意外な法則外れ・違和感演出からボーナスが確定する演出など、非常に奥が深いです。

よりマイルドにデザインされた後継機「まどマギ2」は、初代のような爆裂性を期待したスロッターからは不評だったものの、設定の分かりやすさやキャラクターの個性にフォーカスしたポップな演出などから一定の人気を得ます。ホールから短命で消えやすい5.5号機の中ではロングヒットした台といえるのではないでしょうか。

そんなまどマギシリーズですが、ARTの興奮を盛り上げるのはこの曲です。

特化ゾーン「ワルプルギスの夜」やエピソードボーナスを盛り上げるのが「Magia」であり、曲の迫力と出玉への期待感が相まってドーパミンをドバドバと出させる一曲です。

オフィシャルサウンドトラックには、おなじみの曲「コネクト」「Magia」が収録されているほか、各キャラクターごとのインストゥルメンタル曲、おなじみのきゅうべえのテーマ曲(Sis puella magica)、ART中の音楽などが一通り収録されています。パチスロのまどマギファンは必聴です。

ボーカル曲にしか興味がない人には収録曲数が厳選されたこちらの一枚がお得かもしれません。まどマギ2のビッグボーナス中の音楽はこちらでしか聴けません。

コードギアスシリーズ

コードギアス 反逆のルルーシュR2 O.S.T.

コードギアスのパチスロが初登場したのは5号機中期。一見すると普通のA+ART機でありながら、極度に爆発力に特化させたスペックはギャンブル台として注目を集めました。大爆発のポテンシャルを秘めたギアスラッシュ、レバーのたびに上乗せに期待が持てるガウェインモード・超高確レギュラーなど、とにかく期待感と緊張感を煽られる台。天国か地獄かという極端なゲーム性は、アニメを体現していますね。

そして、コードギアスのパチスロは、5.5号機として2作目がリリースされます。初代の爆裂性をある程度保ちながらゲーム性を一新。バトルピースを集めて敵に勝つというゲーム性へとチェンジすることでゲーム性の単調さを解消しました。パチスロ内の世界観もアニメ一期からアニメ二期へと変わっており、後継機にふさわしい支持を集めることとなります。

その後にはノーマル+R2機であるC2バージョンもリリースされます。マイルドながらも連チャンや出玉に期待できる良質なゲームバランス、高設定の安定感などから好評を集めました。三作品とも違うゲーム性ながら人気を集めており、

コードギアスを代表する曲といえばFLOWの「WORLD END」でしょう。

オープニング曲はもちろんのこと、「モザイクカケラ」「勇侠青春謳」など、アニメの世界観を反映したクールさと厨二病臭さの融合した名曲が数多く流れます。

ボーカル曲が網羅されているベスト盤がオススメ。一期と二期の主題歌がまとめて収録されており、コードギアスの世界を一通り楽しむことができます。

交響詩篇エウレカセブン

元のアニメの知名度以上にパチスロがヒットしてしまった作品というと、バジリスクの次に思い浮かぶのはエウレカセブンです。

エウレカセブンは5号機初期、規制によってパチスロから爆発力が根こそぎ奪われてしまった暗黒時代に、闇を切り開くがごとくリリースされました。爆裂4号機・初代獣王を踏襲したゲーム性という宣伝文句は誇張気味でしたが、ボーナスとARTが絡んで出玉が増えていくゲーム性は、その後のあらゆる5号機の礎ともいえるもので、エウレカセブンが残した功績は計り知れません。

エウレカセブンをヒットさせた要因として、アニメで使用された曲が爽やかなアニメのイメージ、爽快なパチスロのゲーム性にマッチしていることも挙げられるでしょう。

ヒップホップ調の「少年ハート」だったり、アメイジンググレイスのメロディをバックメロディに使った「sakura」だったり、いわゆるアニメソングとは一線を画したスタイリッシュな曲が多いのが特徴です。

後にAT機としてエウレカセブン2がリリースされます。初代をより洗練させた演出やゲーム性を支持する人もいましたが、マイルドなスペックが爆裂機を求める時代の流れに合わずに不遇の扱いを受けました。それでも根強いファンの多い作品で、5年以上経っても複数台設置しているホールもあるほどです。

エウレカセブンの珠玉のテーマソングを聴くには、過不足なく主題歌を収録したコンプリートベストがおススメです。

聖闘士星矢

聖闘士星矢 SONG BEST

聖闘士星矢といえば、それまでは作品の知名度の割にパチスロのヒット作を世に送り出せない不遇の版権でした。しかし、出玉規制の重なる中で類稀な爆発性を組み込んだ「海皇覚醒」が大ヒット。その爆発性に魅せられた星矢中毒者を大量に生み出し、ホールの看板機種となることに成功します。

聖闘士星矢を代表する曲が「ペガサス幻想」。アニソン界を代表するといっていい定番曲ですが、パチスロ「海皇覚醒」では「ソルジャードリーム」が流れる機会の方が多くなっています。「海皇覚醒」の元であるポセイドン編の主題歌が「ペガサス幻想」ではなく「ソルジャードリーム」だったからでしょうか。

期待値1300枚ともいわれる聖闘士ラッシュが確定したときにだけ流れる曲で、打ち手の興奮を掻き立てる曲です。ペガサス幻想よりは全体的に切ないメロディですが、それがパチスロではいい味を出しているんですよね。午前中から打って日が沈みかけた夕方になって初めて聖闘士ラッシュを迎えてこの曲が流れたりなんかすると、思わず涙が出そうになります。

アルバムを一枚買うとしたら聖闘士星矢のベスト盤がおススメです。ペガサス幻想・ソルジャードリームがそれぞれ2バージョンずつ収録されているのでお得な一枚です。

ギルティクラウン

ギルティクラウン 画集 redjuice's notebook

聖闘士星矢と並んで5.5号機時代を象徴するパチスロがギルティクラウンです。版権もそこまで強くないものの、導入から時間が経ってからじわじわと人気が出た珍しい台。

人気の原因は色々あるでしょう。奥の深い演出法則やカッコいいフォルムの筐体デザイン。一番斬新だったのは、RT状態というパチスロ機の内部状態を、大当たり確率やレア役確率といった形でゲーム性に影響させた点でしょう。間延びしがちな通常時のゲームを「打ち手にRT状態を推測させる」ことで解消しようというのは、挑戦的であり画期的な試みです。

ギルティクラウンはアニメ放送時から澤野弘之さんが音楽を担当していることで注目を集めていました。氏が手掛けたボーナス中に流れるヴォーカル曲「βios」「Rё.L」はこのアルバムに入っています。

一番パチスロ機で耳にする機会が多いのがEGOISTの「The Everlasting Guilty Crown」ですが、残念ながら上のアルバムには収録されていません。

何度聴いてもギターのイントロが痺れますね。ギルクラ主題歌の他にもEGOISTの世界観たっぷりと堪能できるベスト盤がおススメです。

 

いかがだったでしょうか。

ここで紹介した機種を打ったことがない人にも、音楽の魅力だけでも伝わればいいなと思います!

 

 

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